2017年 7月 2日
E6S 550を620仕様にするために準備したパーツと手持ちのパーツを使って作業開始です。
テールは50FBL用のテールブームとテールドライブベルトを使いますが、テールローター回転数を上げるためにテールドライブプーリーも50FBL用に変更し、水平・垂直尾翼も50用テールローター径に合わせて変更しています。
今回の620仕様に際し必要な項目ではありませんが、ミソスリ現象対策にショートサイズメインマストに変更しています。
28mmも短くなるためミソスリが止まるのではないかと期待しています。
必要なパーツを全て交換しメインローターのピッチカーブを調整して作業完了です。
パッと見は50FBLに見えますがアンプとモーターの存在が電動である事を印象付けていますね。
550ローターから620ローターによってどのような飛びに変わるのか楽しみですが、600ローターよりもモーターへの負担が多くなる可能性があるため、モーター用プーリー変更でギヤ比を変えなければならないかもしれません。
それも楽しみのひとつではありますが・・・
2017年 7月 17日
詳細はブログをご覧下さい
2017年 7月 29日
左:新品 右:従来品
初飛行でアンプ(ESC)が燃えてしまったE6S 620仕様ですが、新規でアンプ(ESC)と
モーターと動力用6Sリポを準備し、ギヤ比変更のためのプーリーと共に組み直しを行いました。
ギヤ比は前回の10.94から12.15へと落とし、モーター負荷(ESC負荷)を減らしています。
モーターとアンプに加えセンサーの配線の取り回しを変更して、組み付け完了。
上:バッテリー従来品 下:バッテリー新品
動力用6Sリポバッテリーは同じメーカーの同容量を注文したものの、サイズ変更があったとの事で大きさに変化はありますが、問題なく装着できます。
新しい6Sリポの慣らし充放電を行うのに使用した充電器で、右のハイペリオンを使用することで充放電時間が短く済むため最初の3回ほどを済ませたものの、セル間のバランスが取れない状態が続いたため、左のサンダーパワーを使用してみたところ、放電させただけでセル間のバランスが一発目で取れました。 その後サンダーパワーで充電→放電を行うと更にバランスが良くなり、セル間の電圧差がほとんど無くなりました。 もしかしてハイペリオン、壊れたのか?
今回の火災で消火器の必要性を強く感じたため、電気系火災(電線被膜{通電中})に必要なタイプを調べたところ、CO2(二酸化炭素)消火器が最適とのことだったので、コンパクトタイプで準備しました。
屋外で使用するのであれば窒息事故を心配することもないので、電動機を飛ばす際の必需品となりそうです。
あとは実際に飛ばしてみてセッティングを出すだけですが、火災の原因がハッキリしないので、不安材料が残ったままというのも心配のタネで・・・
2017年 8月 1日
今回のアンプ(ESC)火災でアンプは完全に焼失し新品交換したのですが、モーターにまで被害は及んでいないであろうと思うものの、上空でいきなり故障しても怖いのでアンプ同様新品交換した訳で、それならば内部を確認してみようと思い分解しました。
アウターローター内のマグネットポール数が8極であり、今まで10極だと思って送信機の設定を行っていたため、テレメトリーセンサーによるローター回転数表示が間違いであったということが判明。
送信機で2000rpmの表示の場合、実際は2500rpmも回っており、調整した設定回転数よりも高かったことがわかりました。
2500rpmはスロットルを下げた瞬間の最高回転数だと思われるので、飛行中はもう少し低い回転数だと思われますが、550ローターにはちょっと高過ぎでしたね。
今後620ローターを使用するので、ホバリングで1400~1500rpm程度、上空で1900rpm程度を目標に設定する予定です。
分解したモーターですが特にステーター配線が焼けている様子もないので問題はなさそうに見えます。
とりあえずベアリング交換を行ってから予備として持っていることにし、モータートラブルがあった時に交換できるようストックしておきます。
2017年 8月26日
E6S 620仕様を復活させたあと飛行を試みましたが、ホバリングしてから30秒ほどで突然パワーダウンし浮上しなくなりました。
スロットルを上げても反応せず、ESCが電流を停止しているようです。
しばらく待っていると、また復活してモーターが起動しましたが、再びパワーダウンとなったためESCケースの表面温度を計測すると、80℃を超えていたためオーバーヒートによるFET保護回路が働いたようです。
オーバーヒート対策としてヒートシンクを追加してみたものの、30秒が50秒ぐらいに伸びただけで、保護回路が働くことに変わりがなく、ESCの容量不足と判断しESC容量の大きなものに変更することとしました。
今回採用したのは HOBBYWING FLYFUN-120A-V5 ESC です。
他の機種で600クラスで使用されているものが100~120Ampということだったので、120AmpであるこのESCを採用。
機体に搭載し全ての配線を接続してからキャリブレーションを行い、タイミングの変更等を行って作業完了。
送信機のスロットル操作に対し、スロットルカーブ通りに動作していることを確認したので、あとは実際に飛ばすだけです。
ESCの容量を大きくしたことで電流制御に余裕があるはずなので、オーバーヒートにはなりにくいと考えられます。
今回苦労したのは日本語の説明書がなかったため、英語を全て翻訳して説明書を作る事でした。
ESCを取り付ける作業よりも時間が掛かりましたが、プログラムモードの間違いもなく設定が出来たので、これで良しとしましょう。
2017年 8月27日
HOBBYWING FLYFUN-120A-V5 ESCに交換してテスト飛行を行いました。
詳細はブログをご覧下さい。
2017年 9月 3日
前回 HOBBYWING FLYFUN-120A-V5 ESCに交換してのホバリングテスト飛行は問題なく行えたので、今回は上空のテスト飛行を行ってみました。
詳細はブログをご覧下さい。
2017年 9月 8日
HOBBYWING FLYFUN-120A-V5 ESCにクーリングファンを装着しました。
同じメーカーのHOBBYWING PLATINUM 120A-V4 ESCに標準装備されている冷却ファンと同一形状のタイプです。
ファン単体で回転させてみるとヒートシンクを冷却するのに十分な風量があり、ESCの過熱を防ぐことが出来そうです。
テールブームのメインフレーム側に取り付けていた金属製バンドを樹脂製バンドに変更しました。
この金属製バンドは飛行中にテールパイプがメインフレーム内に引き込まれるのを防止するために
取り付けていたもので、今回新たにテールサーボを固定するラダーサーボホルダーを加工して
固定しています。
テールブームがメインフレーム内に引き込まれるとテールドライブベルトが緩んで波打ちを起こし
異音が発生すると同時に駆動しなくなるので、それを防止しています。
TAGS-Mini のSoft Ware for TAGS MINI ver.5.1をインストールしバージョンアップを行いました。
フライトコンディション切替機能にEXTRA(エクストラ)を追加した程度の内容だと思っていたところ
実はラダーサーボの制御パラメータを最適化を行い、以前のバージョンに比べラダーコントロールとフライトフィーリングが飛躍的に向上しているという内容でした。
ラダー制御が向上しているのであれば実際にその状態を把握してコントロール性を確かめたくなったので直ぐにインストール。
TAGS専用アプリケーション”GTUNE” Ver.5.1のバージョンアップも同時に行ってパソコンによる書き換えも行えるようにしています。
電動ヘリのE6Sを久しぶりに飛ばしてみたところホバリングも上空も安定した状態でメインローターの回転数も1750rpm程度で充分に飛ばせていましたが、墜落させてしまいました。
メインマスト&ヘッドがフレームから外れてしまったため、取り外しています。意外にもボディとテールパイプは無傷です。
メインローターは地面を叩いた為、割れています。
スキッドのブレースが根元から折れ、ボディキャッチ部分は4箇所のうち3ヶ所が破損。
再使用可能な部分を確認し、部品交換で復活させられるのか総点検してみます。
分解して損傷状態を確認。
無傷だと思われていたテールパイプに打痕がありましたが、使用可能な様子。
カーボンサーボフレームは接着部分で外れていましたが、墜落の際の衝撃によるものであったため破損は無く、古い接着剤を取り除いたあと組み込んで接着しました。
メインフレームは左右とも破損部分が広範囲に広がっているため使用不可。
ロアフレームはカーボン製のお陰で破損はありませんでした。
その代わりフレーム左右をつなぐクロスメンバー固定用ボルトが曲がっていました。
壊れた状態から復活させるのに必要な部品を確認してみると、メインフレームを含め多くの在庫を持っていたため、新規に必要な部品が少なくて済みました。
ヘッドのスピンドルシャフトやテールアウトプットシャフト、ショートタイプメインマストなどは購入しましたが、ベアリング関係は在庫を持っていたので、スムーズに作業が進みました。
唯一左右ロアフレームの間のクロスメンバー1本に折損したボルトのネジ部だけが残り使用不可なので、他機種に付いていたクロスメンバー2本を繋いで長さを合わせ、代替品として使用しています。
テールドライブベルトは切れてしまったので新品で交換。
メインギヤとドライブベルトは部分的に歯欠けがあったので、在庫品で交換。
ブレースは新品を使用しスキッドパイプは再使用。
ここまで出来れば受信機、3軸ジャイロ、ESC等のEパーツを搭載すれば終わりかな?
TAGS Mini 、ESC、ハーネス、スイッチ、受信機バッテリーを搭載し各サーボの作動状況を確認したところ、サーボホーンの角度がかなりズレた状態に・・・
あの墜落状況から考えればズレるのも当たり前なので、TAGS Miniの取扱説明書を参考にサブトリム調整を最初に行い、キャリブレーションから始めて全ての設定を行いました。
最後にメインローターでピッチ調整を行って作業終了。
墜落直後の破損状況から復活は無理とあきらめていたものの、在庫していた部品が多かったため早々に元通りになりました。
TAGS Miniの設定を新規で行った為、飛行時のセッティングは新たに必要ですが、楽しみながらジックリとやりましょう。
(画像を撮り忘れたので過去の画像を使用しています)
組みあがった ネオキャリバーE6S 620のテスト飛行を行いました。
3軸ジャイロ「TAGS Mini」の設定を新規で行った為、ホバリング時のズレ確認から行ったところ、エルロン、エレベーターは流れることもなく調整不要でしたが、ラダーがほんの少し左に向くため、リンケージの長さ調整を行って調整完了。
メインローターは今までのものと同じ「FUNTECH 620Xローター」を使用しましたがトラッキングのズレも無く、ピッチに関してもローター回転数が従来とほぼ同じであったので調整不要と判断しました。
このあと頭上での8の字旋回を行って様子見を行いましたが、舵の効きなど問題なくバッテリーアラームが鳴るまで飛行を続けました。
それにしてもホバリング時の機体の音がとても静かになっていたのが印象的でした。
同じ機体とは思えないほどノイズの発生が少なく、ギヤ同士のバックラッシュが良いところに収まったような感じと言えばいいのか、新品の機体でもこんなに静かな状態ではなかったのでちょっとビックリ!
2回目の飛行を行おうと準備したものの、飛行場の風がとても強く風向きも一定でないうえに、時間が経過しても弱まる傾向が見られないので、飛行を断念し帰宅。
上空飛行に関してはアユ漁の終了を待ってからになりそうです。