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Amigo50 2号機 (現在 所有)

機体ごとに製作の進行状況や調整方法など記載していますが流用あるいは同様な作業を行われる場合は、自己責任でお願い致します。


YFC会長より譲り受けた機体。


 

アミーゴ 50 2号機
YFC 会長の好意(厚意)によってこの機体を譲り受ける事が出来ました。
可能な限り分解し付着していた汚れや錆を落とす事と、ベアリングへのグリスアップや各リンク類の摺動を向上させる加工などを行っています。
特にヘッド周りのリンクの動きが固くピッチアップ&ダウンの動きが重いだけでなく、スタビライザーシーソーの動きにも影響があるほどでした。


 

エンジンは 「OS MAX-50SX-H RING Hyper 」
アミーゴに関しては楽しい機体であるという印象が強く、この機体も楽しめるようなセッティングにする予定です。


 

エンジンはYFC会長が使用されていた OS MAX-50SX-H RING Hyper
マフラーも一緒に受け取っていますので、それを装着しました。


  

送信機・・・・・SANWA SD-10G
受信機・・・・・SANWA RX-631
バッテリー・・・KK HOBBY LiFeバッテリー 6.6V 2100mA
レギュレータ・・フタバ サーボ用レギュレーター PS-01
サーボ・・・・・Blue Arrow D50011MG
テールサーボは4.8V仕様なので、PS-01レギュレータを使用し5Vを出力します。
ピッチサーボのホーン取付け角度とヘッド周りのリンケージ長さは説明書通りにせず、自分の飛行スタイルに合うように調整しています。


  

ジャイロ・・・・JR G490T
JR製ヘディングロックジャイロの購入は、ブラーボ91の G7000T 以来です。
ヘディングロックではないNEJ-3000ジャイロを持っていますが、SANWAプロポでは作動しない為、G490Tの購入となりました。
テールサーボ・・JR NES-2700G
旧タイプのNES-2700Gでは不動の可能性がありましたが、JR G490Tジャイロに接続したところ問題なく作動しました。
調べてみたところNES-2700GサーボはJRスーパーサーボ(テールサーボ)となるため、G490Tでの使用が可となっていました。
ラダーサーボトレイはTAYA製ではなく、Quest NEO CALIBER E6S 550のものを流用。
メインローター・・・ジグソー GP4 600 UD CARBON (JR エルゴ50から拝借)
50クラス スタビライザーバー付きヘリコプター「アミーゴ 50」の完成。


 

アミーゴ50 2号機の初飛行を行おうとYFC飛行場へ。不具合が多く見つかり現場で応急処置を施したあと戻ってきてから修復作業を行いました。
重心位置を合わせておらず、急遽オモリになるものとしてプライヤーをボディ内にテープで固定し、その重さと同じバランスウエイトを貼り付けました。
燃料をタンクに送油したところ、サブタンクの口金から燃料漏れがあったので、シリコンボンドを口金部分全面に塗布。
タンク内を洗浄する時に口金のゴムパッキンを損傷させたようで、密閉性が悪くなったようです。

 
エンジンが始動せず、初爆もない状態でプラグの点検やニードルの開度調整を何度も行っても全く掛からない状態でした。
そのうち燃料過多でエンジンロックする始末。
メインニードルではないと思い現場でアイドル調整バルブを分解してみるとバルブの切り欠き部分がズレている状態だったので、位置合わせを行って始動してみると何事もなかったように掛かりました。
事前にこの部分を分解・清掃しており、その時にズレたものと思います。
エンジンが回るようになったもののクラッチが切れない状態であり、そのままスロー回転状態を続け徐々に回転を上げていったいったところ、メインローターのアンバランスのような大きな振動が出ました。
よく見てみるとメインローターグリップが片側に引っ張られた状態であることが判明。
これ以上のことは飛行場では不可能と判断し、片付けて帰ってきました。
ヘッドを分解しスピンドル関係の組付け状態を点検すると、ベアリングとカラーの位置関係が説明書通りになっておらずスピンドルに取り付けられているメインローターグリップがスピンドルに対しスラスト方向に動いてしまう不具合がありました。
説明書通りにカラーの位置を変更したところ、メインローターグリップはスラスト方向に動く事も無く組み付け完了。(事前の点検不良が原因ですね)
Yさんが組み上げられたものであればこのような組付け間違いは無かったと思いますが、他の人が組付けたことで不具合が発生し、まともに浮かすことも出来なかったのではないかと思います。
クラッチの切れ不良を改善したあとエンジンを掛けて様子確認ですね。


  

エンジン始動後にクラッチが切れない状態の原因として、メインローターを右回転(正回転)させるときは軽く回る(ワンウェイクラッチの働きによるもの)のに、左回転(逆回転)させるとメインギヤが回ると同時にクラッチベルを回す動作がとても重く回転抵抗の大きな状態であることがまずオカシイなと。
点検するとドライブピニオンギヤとメインギヤにバックラッシュが全く無いので、クラッチベル上部ベアリング部固定ボルトとメインマストベアリング部固定ボルト(黄矢印)を緩め、ドライブピニオンとメインギヤの間にティッシュペーパーを挟んでからベアリング上部固定ボルトを締めてバックラッシュを与えました。(青矢印部分)
それとクラッチベルが4mmほど上下に動くのでスターターカップリングの取り付け位置を補正し、クラッチベルを動かないように固定しました。
バックラッシュは出ましたが、クラッチベル中央スターターシャフトとエンジンに付くクラッチセンターに傾きが生じて回転抵抗が残っている為、エンジン固定ボルトとエンジンマウント取り付けボルトを緩め、センター出しを行ってからエンジン固定ボルトとマウント取り付けボルトを締め付けることで、クラッチベルの回転抵抗が減少し最初よりも軽く回るようになりました。
しかし、まだ回転抵抗があるのでクラッチベル上部ベアリング2箇所の固定ボルト(赤矢印)の上下共に緩めセンター出しを行うとかなり軽く回るようになりクラッチ系の位置関係は正常になったようです。
(画像の赤矢印の上の部分はピッチフレームの奥のメインフレームにボルトがあります)


2024.11.10
  

プラグヒート用コードの装着。ボディを付けた状態でプラグヒート用ケーブルの取り付けが不可能なため、延長コードを取り付けました。アース側もエンジンのバックプレート取り付けボルトと共締めして延長しています。
エンジンのスロー回転確認です。
YFC飛行場でバルブの位置調整を行ったものの、カブリ気味になる為、再度分解するとまたズレた状態となっており、再び位置調整を行いました。
キャブレターの分解図 赤矢印のバルブが青矢印の中に入るのですが、赤矢印バルブの先端の切り欠きが青矢印キャブレターローター奥の凸部に嵌まることで正常な燃料調節が行われ、スロー調整が可能となります。
今回バルブの切り欠きがローターの凸部に嵌っておらず、アイドル時の燃料が絞り切れずにカブリ気味となったのです。
切り欠きが凸部に嵌るように位置調整してエンジン始動すると、ようやくスロー回転が続くようになりました。
その状態からアイドル調整ネジ7(緑矢印)を左に回してバルブを開けていくとスロー回転が甘めながら安定したスロー回転が続いたので、アイドル調整バルブの位置調整は終了です。


2024.11.17
  

YFC飛行場にて初飛行準備。
エンジン始動するとアイドル調整バルブの位置が正常になったことで安定したアイドリングが続き、そのままホバリングを行うことが出来ました。
メインローターのトラッキング調整とテールローターのピッチ調整を行ってホバリング調整終了。
その後メインニードルの確認でホバリングからフルスロットルを与えると、メインローターの高回転と同時にカン高い排気音が発生し、スロットルを閉じても回転の収まりが遅く、ニードルの絞りすぎになっています。
メインニードルを1/2回転開けて再度フルスロットルにすると、ほとんど変化がないまま焼けている感じです。
さらに1/2回転開けても変化が無く、もう1/2開けてもほとんど変化が得られませんでした。
トータルでメインニードルを3回転開けたにも関わらず、明らかに燃料不足です。
Tさんから「燃料フィルターが原因じゃないの?」と言われ、フィルターを外して息を吹き込むと、スムーズに流れずかなりの抵抗を感じました。
Tさん曰く「このフィルターってあまり評判良くなかったよねぇ」と言われ、別のフィルターに交換することになりました。
YFC会長から新品のテトラフィルターを提供して頂いて交換し、ホバリングからフルスロットルを与えると、かなり甘い状態となり燃料がスムーズに流れているのが判りました。
う~ん、古い燃料フィルターは使っちゃいかんな!


2024.11.24
 

何度かフルスロットルを行いメインニードルを適度な位置に調整しましたが、テールのハンチングが収まらず、テールローターを95mmから80mmに変更。
・テールローター交換に伴うハンチング発生有無の確認
・ジャイロ感度の設定
・ホバリングまでの地離れスロットルカーブ&ピッチカーブ調整
テールローターを95mmから80mmに変更したことでハンチングは出なくなりましたが、ジャイロ感度を上げても効かないので、サーボホーンのボール位置を前回の位置に戻すことでジャイロ感度が正常になりました。
ホバリングまでの地離れ調整はスロットルカーブ&ピッチカーブの変更で希望する状態に近くなりました。
そのままアイドルアップ1で上空フライトさせてジャイロ感度を調整し、頭上ループを行ってみるとかなり大きな円を描くためパワーに余裕があります。


2024.11.28
  

80mmのカーボンテールローター
樹脂製80mm・・・カーボン製80mm・・・樹脂製95mm
樹脂製95mmでは上空でテールのハンチングが発生し、樹脂製80mmに変更したことでテールのハンチングは発生しなくなったので、Tさんのお勧めでカーボンテールローターを入手。
機体に取り付けた状態。
実際に飛行させてテールピッチの再調整とジャイロ感度の再調整を行うことになりますね。


2025.1.5
    

アミーゴ50 2号機に搭載しているJR G490Tジャイロのセッティング方法がわかってきた頃、飛行中ノーマルからスタントに切り替えた瞬間や、エルロン方向の舵を入れたあとなどにテールが「ピクッ」と反応する症状が出たので、ジャイロの固定方法を変更してみました。
現状はフレームに両面テープで直接貼り付けた状態。
ジャイロと両面テープを外すとフレームが見えますが、左右のフレームの合わせ面の真上なので、左右フレームが捩じれた際にズレが生じてジャイロ本体に伝わり、テールの動きと感知してジャイロに反応が表れるのかもしれません。
ジャイロ本体底面とほぼ同じ形状のアルミ製プレートを作り、両面テープでフレームに貼ります。
ジャイロ本体底面に両面テープを貼り、アルミプレートに貼り付けます。
このプレートはフタバ GY520ジャイロに付属のダンパープレートを参考にしており、機体からの振動を抑えてくれると思います。
今回使用した両面テープは、アクリルフォーム(振動吸収材)の両側に接着剤を貼ったもので、ジャイロメーカー(JR PROPO)推奨両面テープの素材に近く、厚みもほぼ同等のものです。
振動吸収性に優れた素材ということなので、ジャイロ本体に振動が伝わりにくくなる可能性に期待しています。


2025.1.12
 

アミーゴ50 2号機 初飛行しました。
4WDのハイゼットであるものの、いつもの場所まで入れなかったので入口近辺を踏み固め、離着陸場所を作り飛行させてみたところ、懸念していたジャイロの調子が良かったので搭載方法を変更して正解でした。
ホバリングからの場周飛行のあと上空飛行を行っていたところ、突然のエンジンストップ。 オートロに入れ着地寸前でフルアップしましたが、「ドサッ」という音が・・・
積雪の恩恵でスタビリンクが折れた程度にとどまり、大きな損傷は見られなかったので回収しましたが、修理する部品が無く飛ばせるものがないので帰りました。
エンジンのニードル調整を行おうとしたものの少し焼け気味の音だったので、オーバーヒートしたのかも?
帰ってから修理を完了させました。

2025.1.13
  

翌13日の離着陸場所
1フライト後に受信機用バッテリーを充電。テールローターピッチロッドを伸ばす調整を行い、メインニードルを開けて2フライト目に備えます。
2フライト目はニードルを開けた分甘くなりましたが、それでもまだ薄い症状が出るので更に1/4ほど開けて様子見です。
何度かフルスロットルを与えながら焼け具合を確認したところ、焼ける兆候も見られずかなり落ち着いてきたので、これで終了。
次回の飛行時にアイドルアップによるニードル調整となります。

管理人

     ブラーボ91でJR大会出場

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